組合員活動報告

菜の花パトロール!GMナタネを探せ!

2025.4.15

□開催日:2025.4.15(火)
□主催:理事会
□会場:深江会館3階4号室

日本は、海外からたくさんの遺伝子組換え(GM)ナタネを輸入しています。陸揚げ時や運搬中に種がこぼれ落ち、特に港の周辺で自生してしまうことがあり、生態系への影響が心配されています。こうした状況を知り、広がりを食い止めようと、2005年から市民による自生調査が全国各地で続けられていて、私たちも神戸港で調査をしてきました。神戸港にはナタネ油の工場があり、2019年に周辺で大量のGMナタネが確認されました。企業と神戸市にGMナタネ抜き取りの申し入れを行い、企業側の除草や清掃が強化された結果、GMナタネの自生は減少しました。それでも、今年見つかった検体がすべてグリホサート耐性のナタネと判別されました。この結果を受けて、今後も企業や地域と連携しながら、調査と見守りを続けていく大切さを改めて感じています。参加者からは、「遠足気分で菜の花を探すひとときが新鮮で、遺伝子組換えについても分かってきました!」「本当は GMナタネがなければよいのですが、抜くことができて良かったです」といった声に加え、「Very fun!」という嬉しい感想も寄せられました。また、組合員のカンパで購入した検査キットで今回も無事に検査することができました。ご協力に感謝申し上げます。(担当:三木在住・みき)