組合員活動報告
大人のオンライン社会見学!水俣病歴史考証館スタッフと巡る水俣病歴史考証館
2025.5.13
□開催日:2025.5.13(火)
□主催:ビジョン環境
□会場:つどうスペースめぐる
大人のオンライン社会見学の第二弾として水俣病歴史考証館をめぐるツアーを行いました。案内は水俣病センター相思社の永野三智さんです。考証館は、患者と共同作業をするためのキノコ工場だった場所にできたもので、水俣病と闘った人々の28万点の資料を保管・展示しています。水俣病は田んぼが持てずに魚が主食だった住民から被害が広がりました。やっとの思いで原因企業のチッソに被害を訴えた人々を抑えつけたのはチッソや熊本県だけでなく、“オール水俣”という市民の運動や、排水以外に原因があると言った科学者でした。水俣病事件が病と人権の闘いであったことを学びました。そして、表立ってチッソと闘えなかった人々がいたこともなかったことにはできません。公式確認から69年が経ちました。患者の痛みと苦しみに寄り添って、私たちに伝え続ける場所として考証館が必要であることを学びました。 (田中)
〈永野三智さんへの質問に対する回答〉
●水俣病とは少し離れるかもしれませんが、先ほどの永野さんのお話で、半導体メーカーTSMCのお話がでていました。早くも高濃度のPFASが検出されたと仰っていたと思うのですが、現在の住民説明会や反対運動の展開など、現在のTSMC関連の状況が知りたいです。
→回答
TSMCに関しての質問は、「くまもとVOICE」の動画をご紹介いただけないでしょうか。
ほとんど水俣病の案内ですが、最後のほうの対談で、ピーフォアなどのことが登場します。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=3&v=tKuebcK1Xlo&embeds_referring_euri=https%3A%2F%2Fwww.kmv.jp%2F&source_ve_path=Mjg2NjY
(44分ごろよりPFAS関連のお話です)
●戦争と公害の結びつきは、「え?」という人たちもいます。そういう人たちに、 どうわかってもらうかということを、四日市公害のガイドのときにも、考えております。 永野さんがそういう点で、考慮されていることがあれば、また、お教えください。
→回答
戦争と水俣病がつながっているという話。地続きだということを、どうしたら意識してもらえるかを考えています。
水俣病を通して社会を見つめると、様々なことが理解できます。
ぜひ水俣病を、生きていくときの役に立ててほしいと思っています。
いまの社会問題と照らして考えてほしいです。