第4次中期計画

コープ自然派兵庫の理念】
「田んぼから食卓へ いのちをつなげよう」

   

◆第4次中期計画のイメージ図

豊かな兵庫の自然(山・川・海)と、生き物を育む田んぼを次の世代に残すために、「くらし」「未来と環境」「平和」「食と農」の4つのビジョンに取り組みます。コウノトリは、生物多様性の象徴を。稲穂は、コープ自然派兵庫の「田んぼ」の取り組みと、食=いのち=環境のつながりを表現しています

第4次中期計画スローガン
 私たちは『今』行動します。

<活動ビジョン>

「くらし」ともに育つ

(生活)くらしに学びと安心を
・フレンドショップや地域交流を通してコープ自然派の輪を広げます。
・地震、台風などの災害に慌てず対応できる正しい知識を学び備えます。
・LPA学習会を通じて賢いお金の使い方や生活力を学びます。

(福祉)みんな笑顔に
・誰もが充実した毎日を過ごせる社会をめざします。
・幅広い年代の子育てにおける様々な問題を解決するためのヒントを学ぶ機会をつくります。
・認知症や発達障がいなどについての知識を深める場をつくります。

「未来と環境」未来への選択

(原発ゼロ)あきらめない原発ゼロ
・3.11原発事故を胸に刻み、原発のない社会をめざします。
・原発や放射能、内部ひばくの影響について新しい情報を学び発信していきます。
・再生可能なエネルギーについて引き続き学びます。

(環境)人も地球の一員
・森・川・海が私たちのくらしと直結していることを学び、生態系を守り、循環型社会をめざします。
・地球に還らないものは買わない、出さない選択ができるよう学びを発信します。
・世界で起きている深刻な環境破壊を知り、私たちができることを考え、行動します。

「平和」学び、作ろう

(社会)眼をそむけない
・貧困や差別、格差などの社会問題から目をそらさず、相手を想い行動します。
・憲法を学び、わたしたちの生活を守るため、政治や選挙への関心を深めます。

(平和)不断の努力
・過ちを繰返さないために過去の戦争と歴史を正しく学び、平和な未来を次世代につなげます。
・国際的な社会情勢を知ることからはじめ、平等で争いのない社会をめざします。
・核なき世界のために私たちにできることを学び、考え、取り組みます。

「食と農」 いのちを育む

(食)ほんものの食
・添加物や遺伝子組み換え食品の反対を継続し、種子問題について学び、発信します。
・地域での世代を超えた関わりの中で、学校給食を含めた食育から和食、米飯食を推進します。
・食材を最後までいただき、いのちをつなぐ食を選ぶ力を身につけます。

(農)日本の農を守る
・無農薬米や国産小麦の利用を拡げ、生き物調査など田んぼの取り組みを継続します。
・食農体験や交流を通して、生産者の想いや現状を知り、信頼関係を深めます。
・国産オーガニックや有機農業技術を学び、地産地消を広めます。

 

<事業ビジョン>

事業運営                                    

組合員拡大を積極的にすすめます。

  1. コープ自然派の理念の実現の為、組合員数48,000人、供給高60億円を目指します。
  2. 時代の変化に対応した様々な方法で、組合員拡大に取り組みます。
  3. プチパーティを通じて商品のこだわりや理念を伝え、組合員紹介を増やします。
  4. HPの充実、SNSやメディアの活用により、認知度向上に努めます。
  5. 地域イベントや食育活動を通じて、食の大切さを伝え広げます。
  6. キッチンカーや戸別訪問を通じて、地域にコープ自然派を広めます

組合員の利用結集をすすめます。

  1. 配送やインターネット、紙面などで商品の良さや生産者の想い、背景を伝えます。
  2. 自然派オンラインをより利用しすく、欲しい情報が得られる仕組みにします。
  3. 宅配サービスのさらなる進化をはかります。
  4. 兵庫の産直、地元生産者の応援を強化するため、発信を強化します。
  5. 商品学習や試食、インターネットやSNSでの情報提供などで利用を促します。

 

安定した事業基盤をつくります。

  1. 事業拡大に応じた人員確保や効果的な投資を行うと同時に、安定した経営に努めます。
  2. コープ自然派の理念を継承し、次代を担う人材づくりをすすめます。
  3. 組合員の生協運営への主体的参加をすすめるため、機関運営の充実をはかります。
  4. コープ自然派事業連合との一体的運営を深化し、業務品質向上や効率化をすすめます。
  5. 内部統制基本方針に則り、健全で透明性の高い事業運営をすすめます。
  6. 大規模災害や、毎年のように発生する豪雨や台風などへの対策をすすめます。
  7. IT、AI、IoTなど新しい技術を積極的に活用します。
  8. 将来のセンター増設及び、神戸など中心地での営業所設置を検討します。
  9. 部門の再編や専門職員の配置などを行い、業務の専門性や品質を向上させます。
  10. 研修を充実させ、個々が能力を活かし、意欲的に働ける職場づくりをすすめます。
  11. 女性や高齢者など、だれもが働きやすい職場環境をつくります。
  12. 組合員の声を活かし、相互理解を深める中で、次代の組合員組織の在り方を考えます。

 

満足度向上                                   

組合員の想いに向き合い、加入して良かったと思える生協づくりを更にすすめます。

  1. 組合員の生活スタイルに合わせた利用方法を提案します。
  2. 組合員が利用しやすい環境を整えるため、システム構築を積極的に行います。
  3. インターネットやSNS を活用し、問合せに迅速に対応できる仕組みをつくります。
  4. 組合員同士、生産者、生協がつながる場(コミュニティ)をつくります。
  5. 機関紙『おむすび』などを通じてイベントや生産者情報を発信します。
  6. 商品やコープ自然派の取り組みが学べる場を広げます。
  7. 職員への研修や学習会を充実させ、業務品質の向上を図ります。
  8. 活発な組合員活動を支え、更に多くの組合員が参加・参画する仕組みづくりをすすめます。

 

商品政策

コープ自然派の理念に沿った商品開発と利用結集に努めます。

  1. 日本の農業、食と環境を守るため国産オーガニックを推進します。
  2. 持続可能な社会をつくるため、生き物を育む田んぼづくりや、お米の利用を促進します。
  3. 食や健康、環境を脅かす遺伝子操作食品、農薬や化学肥料、添加物等を排除します。
  4. 組合員の声を活かし、コープ自然派の理念に沿った商品開発をすすめます。
  5. 商品の原材料・原産地や放射性物質検査結果などの情報公開を継続・強化します。
  6. 商品のこだわりや物語を伝え、共有し、利用することで生産者を支えます。
  7. 商品の利用結集をすすめ、事業規模拡大に対応した供給体制をつくります。
  8. 暮らしを守るCO・OP共済をより一層多くの組合員に広めていきます。
  9. 自然派Styleを拡充し、食料自給率向上をすすめます。
  10. プラスチックごみ等、環境負荷を軽減する商品づくりをすすめます。

地域貢献

社会や地域の様々な課題に対して協働して取り組みます。

  1. 地域団体やフレンドショップ、学校等との連携を強め、地域コミュニティに貢献します。
  2. フレンドショップや他団体と連携し、地域へ食や環境の問題を発信します。
  3. キッチンカーを地域の様々な場所で活用し、地域との接点を増やします。
  4. 各センター(西宮・神戸・姫路)での地域活動への参加や支援を検討します。
  5. 認知症サポーター増員、救命講習の受講、AED設置などをすすめます。
  6. 再生可能エネルギーの利用、省エネ対策、包材や物流資材の再利用など環境に配慮した事業に取り組みます。
  7. 「コープ自然派兵庫ビジョンねっと」を活用、発展し、活動団体への支援を強化します。
  8. 徳島で取り組む「有機のがっこう」をモデルに兵庫県での施設づくりを検討します。
  9. 理念を共有する生協ネットワーク21や、地域の団体との連携を深めます。
  10. 協同組合間協同(医療福祉生協、大学生協、JA等)をすすめます。