現在の産直米の状況について

【2024年度米の作況】

高温などの影響により、西日本を中心に一部地域でお米の品質低下が見られました。そのためお米の収量が少なく、米価が高騰し、コープ有機や取引先も集荷が思うように進みませんでした。2025年に入っても小売価格は高止まりの傾向にあります。組合員さんにできるだけ長期間お米をお届けできるように3kgや2kg規格商品の企画や数量制限を設けるなど調整をしましたが、市場の影響を受け、想定以上の受注をいただき企画を断念せざるを得ない状況です。ご迷惑をおかけしており、申し訳ございません。

【今後のお米の見通し】

・短期的には、政府備蓄米の放出により価格の安定化が期待される一方、2025年産の作柄や需給バランスによっては再び価格が変動する可能性もあります。また、需給バランスが崩れると、2025年の夏に再び米不足になることが懸念されます。

【コープ有機の取組】

・昨年度より西日本を中心としていた集荷エリアを拡大し、集荷率向上を図っています。現在は北海道、岩手、新潟、島根の生産者を複数回訪問して、環境保全や産地と消費者をつなぐ取組などを説明し、賛同していただける生産者を探しています。

・物流コストの抑制と安定した輸送のため、20トントレーラーの運行や異業種との共同輸送、物流改善による輸送合理化の取組を進めています。

・荷量を確保するため、価格についても他の集荷業者に買い負けないよう、競争力のある価格を掲示する予定です。

【令和7年産米について】

令和7年産の新米については、23号(令和7年9月頃)からスタート予定となります。