第6次中期計画(2025年度~2027年度)【保存版2025】

コープ自然派兵庫の理念】
「田んぼから食卓へ いのちをつなげよう」

私たちはともに気づき、考え、行動することを大切にし、
食や暮らしの安全・安心を守る‘わ(輪・和)’を拡げます。

 

 

第6次中期計画スローガン
 「選ぶことで未来を変える」

<ビジョン>

平和《すべての人の尊厳が大切にされ、安心して暮らし続けることのできる平和な社会をめざします。

(1)未来を担う子どもたちが子どもの権利条約に照らした権利を守られ、育まれるよう、教育、学校、経済格差などの問題を学び理解しあう場をつくります。
(2)平和で一人ひとりが大切にされる社会をめざし、身近な生活課題から政治や憲法について考える活動をすすめます。
(3)ジェンダーギャップや外国人との共生など、人権にかかわる問題について、関心を深め平等な社会を実現していくために活動します。
(4)戦争や核兵器のない世界をめざして、歴史や基地問題を学び、武器提供や戦争に加担しないために行動します。
(5)貧困、格差による問題を直視し、他団体や地域と連携した取り組みを継続します。

環境《人、自然が調和した持続可能なくらしと社会づくりをめざします。》

(1)福島原発事故を決して忘れず、原発のない社会をめざします。
(2)脱プラスチック、省資源に向けての仕組みづくりや、くらしの見直しをすすめます。公害(水俣病事件、カネミ油症事件、PFASなど)を繰り返さないために、学び発信し行動します。
(3)気候危機に立ち向かうため、脱炭素社会に向けて石炭火力発電に反対し、再生可能エネルギーの選択、省エネ、省資源に取り組みます。
(4)生態系、生物多様性を守る森川海のつながりを知り、国産材活用を推進するなど環境に負荷をかけない循環型社会をめざします。
(5)私たちのくらしに深く関わる自然の素晴らしさや、大切さに気づくための学びや体験の機会を作ります。

食と農《つくり手とともに、持続可能な食と農の大切さを学び広げていきます。》

(1) 誰もが有機農産物を食べられる社会を実現するために、有機農家を増やし、国産オーガニック給食に取り組みます。
(2) 食べものの未来を脅かす農薬や遺伝子操作食品などに反対します。
(3) 食料自給率向上のため、いのちの源である食料のタネや、地域資源を守り、地域で循環する仕組みを推進します。
(4) 「食べることはいのちをいただくこと」を改めて学び、アニマルウェルフェアをすすめます。
(5) アグロエコロジーの考え方(人も生態系の一部という資本主義の枠組みを超えた食のあり方や生物多様性農業の推進)を広めていきます。

地域連携《生協の強みを活かした「ふだんのくらしのしあわせ」を享受できる地域づくりに貢献していきます。》

(1)地域で活躍する他団体とつながり、自治体や行政との連携も深め、社会的な課題解決に取り組みます。
(2)地域の福祉向上に貢献するため、福祉事業に参入し、協同して助け合える地域づくりに取り組みます。
(3)コープ自然派の資源(人材、施設、ネットワーク、設備、ノウハウ等)を活用し、地域のために役立てます。
(4)組合員同士がくらしを支え合うために、見守り、助け合う協働の仕組みをつくります。
(5)組合員と一緒に有機農業の推進をめざし、生産地と消費地をつないでいきます。

商品政策《持続可能なくらしや社会づくりを前提とした商品づくりを組合員とともにすすめていきます。》

(1)「国産派宣言」のもと自給率の向上や、国産オーガニックの普及をめざし、添加物に頼らない、どこにもないプライベートブランド「自然派Style」を充実させていきます。
(2)商品の安全性に関する知りえた情報や、自主検査の結果をすべて公開し、組合員が選べる環境をつくります。
(3)組合員の声や想いを連合商品委員会や連合産直委員会、組合員活動を通じて商品政策につなげます。
(4)生産現場の環境や人権にも目を向け、フェアトレードの考え方を大切にし、未来につながる商品づくりを行います。
(5)顔の見える関係を大切にすることでお互いを理解し合い、持続可能な未来に向けた農畜水産の応援、包材の省資源化をめざします。

生協ミッション《協同社会(コモン)を再生するために、生協と地域のつながり、誰もがかけがえのない存在としてくらせる社会をめざします。》

(1)理念や取り組みに関心を持つ人の輪を広げるため、地域を支える協同組合の役割や価値を広く発信し、地域との接点を増やします。
(2)さまざまな価値観や背景をもつ人々の多様性を認め、くらしをたすけあい、支え合いながらともに生活できる持続可能な社会づくりをめざします。
(3)多様化する地域課題の解決に向けて、日頃の地域とのつながりの中で信頼関係を築き、ともに考え行動していきます。また、ワーカーズコープと連携し地域との協働をすすめます。
(4)より多くの組合員がコープ自然派の運営に参加、参画できる機会を増やします。
(5)生活協同組合やコープ自然派の理念と歴史を伝え、次世代にそのDNAをつないでいきます。