組合員活動報告

大丈夫? 水道水のPFAS基準値

2025.6.2

□開催日:2025.6.2(月)
□主催:このゆびとまれ・ビジョン環境
□会場:コープ自然派兵庫つどうスペースめぐる

「明石神戸PFAS汚染と健康を考える会」のメンバー二人をお招きして、政府が決めようとしている水道水のPFAS基準値について学習会を開きました。
メインテーマは「そもそも基準値50ng/Lの根拠は?」
内閣府食品安全委員会が決めた許容一日摂取量PFOS、PFASそれぞれ20ng/kg/dayに基づいて、環境省は水道水の基準値を50ng/Lにしようとしているが、この数値で計算すると血中1ml内にあるPFAS量は、246.91ng/mlになる。
一方、エコチル調査に関する研究論文では母親の血中PFAS濃度が3.5ng/mlを超えると子どもの染色体異常が増えることがわかっている。
血中濃度を3.5ng/mlに保つには、耐容一日摂取量は0.1ng/kg/day。体重50kgの人の場合飲料水の耐容摂取量は0.25ng/Lになる。
0.25ng/Lに対して50ng/L?! 環境省が2026年から導入しようとしている水道水基準値は緩すぎることがわかります。
認めるわけにはいきません。水を守り健康に暮らすためにも、一人一人がそれぞれの地域で声をあげることが大切です。
水以外にも身の回りにはPFAS・PFOSを含んだものが沢山あります。注意しましょう。(A.Y)