組合員活動報告
<知っていますか>生活の場にやって来る「放射性廃棄物」のリサイクル・再利用
2025.10.6
□開催日:2025.10.6(木)
□主催:脱原発!チーム原っぱ
□会場:神戸市立婦人会館
□参加人数:会場17人、オンライン9人
反原発 新聞編集長の末田一秀 さんをお招きしてわかりやすい勉強会でした。ポイントは2つ 。
① 東電福島原発事故によって 大量に発生した 放射性廃棄物。福島県など8県で除染が行われ、土は各地で 管理しています。国は放射性物質濃度が1キロ当たり8000ベクレル以下の除染土を「 復興再生土」と名前を変えて全国各地で再利用させる方針です。しかし、放射性廃棄物管理は集中管理が原則。全国にばらまいて再利用すれば 非常に危険です。
②何事も後始末は避けられません。原発は本格的に廃炉時代を迎えています。すでに54機の原発のうち 18基の廃炉を決定。たくさんの放射性廃棄物が出ます。この処理についても、一定レベル以下の放射性廃棄物の規制を外す「スソ切り処分」をして、リサイクルまたは一般ゴミに回そうとしています。スソ切り対象物の再利用は、制度上では、「何に使おうが自由、追跡記録も表示も不要」となります。
私たち生活者が歯止めをかけなければなければ、止めることはできません。破綻した原子力政策のツケを、未来に生きる子どもたちに背負わせることは許されません。国に見直しを求めていきましょう!吉本
参加者の声(抜粋)
- 廃炉にすればめでたしめでたしと思っていたけれど廃棄物処理の問題があることを知った。多くの人に知らせることが必要だと思った。
- 関心がどんどん薄れていく中原発のことを伝えていくにはどうしていけばいいのか…
- 汚染土を公共施設建設時に使わせようとしたり、知らない間に勝手にされることのないよう、確認したりきちんと声を上げて周りにも知らせていかないといけない!!と再確認することができました。お話聞けてよかったです。
- 電気については、日本は、自動販売機が多すぎるし、テレビの深夜放送もあって、無駄に資源を使っていると思います。一体誰の為の電気事業なのかよくわからない。原発をなくしても生活出来ることを考えたい。
- 「スソ切り」の問題点、膨大な課題点にめまいです。私たちの生活に忍びよってきている。いえ、もうきているかもしれない不安を感じました。





