コープ自然派兵庫をつくるぞ!(第5次中期計画ビジョン策定)

1.コープ自然派兵庫をつくるぞ!とは

 コープ自然派兵庫では、3年ごとに課題や取り組みを議論整理して立てた中期計画をもとに活動しています。本年は第5次中期計画ビジョン選定の年にあたります。第5次中期計画ビジョン策定と聞くと小難しいので、コープ自然派兵庫をつくるぞ!という名前にしました。
 組合員と役職員が一緒にコープ自然派兵庫を想い、考え、話し合う、3年に1度の”つどいの場”です。アンケート回答も参考にしながら、2022年~2024年の3年間のビジョンづくりの話し合いをし、これからの生協の在り方を考える場です。

2.最初の一歩「声を届けよう」アンケートに回答する

■事前アンケート結果
回収枚数は530枚(回収率2.7%)

アンケート結果の概要

前回(3年前)に引き続き、添加物問題が1位でした。
前回(3年前)は上位に上がらなかった気候危機が1位となりました。今年は異常気象が多く見られ、不安を抱いている方が多いことが分かります。

評価・エール
・安心して食べられることに日々感謝しています。
・他のコープや宅配にはない、組合員の人たちと知識を共有(添加物とかGMOとか)して、よりよくなていこうという意識がすばらしい。
■意見・要望
・中止や欠品がなくなると、組合員が増えるのではないかと思う。いい方法はないものか。
・ゴミの削減、リサイクルの推進を進めて欲しい。
・新商品の開発に力を入れてほしいです。

3.次の一歩「つどいの場にも声を届けよう」ワークショップ

日程テーマ
9月14日(火)第1回 オリエンテーション〈オンライン/参加人数44名〉
10月12日(火)第2回 私の想いをこの場の想いに!〈会場.オンライン併用/参加人数49名〉
11月9日(火)第3回 この場の想いをみんなの想いに!〈会場.オンライン併用/参加人数42名〉
11月19日(金)第4回 みんなの想いをわたしたちのビジョンに!〈会場/参加人数33名〉
2月17日(木)第5回 わたしたちのビジョン実現に向けて!〈会場予定〉

第1回:9月14日(火)
オリエンテーション】
 緊急事態宣言下のため、オンラインでの実施になりました。
 最初に、ビジョンとは何か。ビジョン選定を行うメリットは何か。ファシリテーターの川島さんより説明を受け、これから5回に実施されるオリエンテーションの方向性を参加者全員で確認しました。
 慣れないオンライン環境下ということもあり、グループワークでは全員が最初は緊張している様子でしたが、自己紹介や参加にあたる想いを発表していく中で徐々に笑顔が多くみられるようになりました。
 最後に、コープ自然派事業連合 元理事長 大川さんの講演がありました。コープ自然派のあゆみや自然派の前身であるよつ葉共同購入会から今までの道のりについて詳しくお話いただきました。
 参加者からは、『自然派の成り立ちがよく分かり、興味深かった。』『食べ物のことだけではなく、地球環境のことを考える姿勢に共感しました。』と感想が上がりました。

ZOOMを使用
司会を担当した有吉理事

第2回:10月12日(火)
私の想いをこの場の想いに!】
 オンラインと会場参加のハイブリッド形式で実施されました。
 『私たちの生協○○だったらいいね』という題のもと、ひとり一人が自然派に対する考えや想いを出しました。『社会のモデルになったらいいね』『優しい生協(人に、生き物に、地球に)だったらいいね』などの心の底に秘めていた熱い想いを短冊に書き出しました。
 その後、グループワークでは各自の想いを模造紙にまとめて、一つのウィッシュポエム(希望の詩)を作成しました。ポエム発表では、BGMが流れる中、ポエムの朗読を行いました。各自の想いをひとつのポエムにすることで、“私の想いをこの場の想いに”することができました。
 最後に、これからワークショップに参加していくうえでの心構えをグループで宣言しました。“相手の意見を否定しない”や、“自分の想いを声に出すようにする”など、参加者の積極的な心構えが見られました。
 『最初は不安でしたが、だんだんわかってきて(今後のワークショップに)ワクワクしています。』など、前回より緊張が解けて、やる気や意見が高まっている様子でした。

役職員、組合員が混じってグループワーク
ウィッシュポエムの朗読

◇ウィッシュポエム『みんな笑顔』
私たちの生協 関わる全員が幸せだったらいいね!
私たちの生協 すべての園に供給できたらいいね!
私たちの生協 地域で頼りになる生協だったらいいね!
私たちの生協 人に 生きものに 地球に優しい生協だったらいいね!
私たちの生協 いつまでも続いたらいいね!

 グループC

◇各自の行動目標(心がまえ)Fグループ
◎私は、コレを心がけます。
・頭の中で考え中の時も声を出すようにします。
・笑顔を大切にし、自由な発想を大事にします。
・じっと見てないようにします。
・素直な思いを伝える事を心がけます。
・「ニュートラル」に思考することを心がけます。

◎みんなでコレはやらないように!
・もっとバンバン発言し、遠慮しない。
・黙りません。
・人の意見はけなさない。
・人の意見は否定しません。
・個性的な意見も受け入れる。


◆ビジョン選定会議における心がまえ
五か条

・みんなの話に耳を傾け、皆の想いを受け止めます!
・人任せにせず積極的に参加します!
・想いや言いたいことがあるときは黙らず、言葉にします!
・考えや意見が違ってもそれぞれを尊重し、違うこと自体を否定しません。
・笑顔を大切にし、遊び心を持って楽しみます。

第3回11月9日(火)
この場の想いを、みんなの想いに!】
 会場の壁には、第2回のワークショップで作成したウィッシュポエムが掲示され、到着した参加者はウィッシュポエムを見ながら会話を交わすなどして、コミュニケーションが生まれていました。
 冒頭、みんなのやる気を高めるために『一本の木』というショートムービーを全員で視聴しました。住宅工事のために、伐採しなければいけなくなった1本の欅をきっかけに、地域の人々が繋がり、活動が生まれるというストーリーです。自然派の成り立ちとも通じる箇所があり、参加者も『ワークショップへの熱意が高まった』と述べていました。
 今回は、「コープ自然派兵庫のこれまで、これから!」について、〈即答フリップ方式全員参加型意見交換〉のワークを行いました。〈自然派の強み、弱みは?〉など自然派に関する個々の想いをグループで共有しました。さらに会場全体でも発表を行い、“この場の想いをみんなの想い”にしました。

ウィッシュポエムの掲示
考えを全体に発表

第4回11月19日(金)
みんなの想いをわたしたちのビジョンに!】
 今回は、初めて全員が会場参加での実施となりました。
 ワークショップも4回目となるので、顔見知りとなる参加者も増え、開始時間まで会場で会話を交わしている参加者も多くなりました。
 前回のワークショップで、即答フリップ方式で10の質問に対する回答を記入した用紙を質問ごとにグループに振り分け、みんなの声をグループで整理する作業を行いました。
 全員の回答を項目ごとに分け分類していく作業は、言葉の意味を読み解いていく必要があり、どのグループも苦戦している様子でした。しかし、どのグループも意見を交えながら協力して行っていました。
 参加者アンケートより、「難しくて、大変だった」という感想も多かったですが、「議論して新しい視点をもらえたので、刺激的であった」と新たな学びがあったという感想もありました。

大量の回答用紙を分類
初の全員会場参加

4.そのほかの情報