組合員活動報告

「教科書では学ばない特別授業  マモさんのたのしく&わかる社会科 」報告

2017.8.11

主催:ビジョン未来&平和

「教科書では学べない特別授業」は、マモさんこと間森誉司先生にお越しいただき、コープ自然派らしい社会科の授業を行っていただきました。

間森先生は元小中学校の先生で今は二つの大学で教師をされています。先生の専門は社会科、授業は参加型。この日も班対抗の3択クイズで授業は進みます。なんと賞品ありの本格的なクイズ大会です。

問題はこんな感じ…
Q,うんこ(人糞尿)を農業肥料として初めて活用したのは何時代でしょう?
Q,新しい地図記号「老人ホーム」はどれでしょう?
Q,一箱(約100円)のチョコレートで、ガーナの農家は何円お金が入るでしょう?
Q,憲法を守らなくてもよい人は誰でしょう?
Q,一人親家族の貧困率が高いのはどの国でしょう?
Q,オスプレイの日本政府の購入価格は?そのほかに9問。

小学生、とくに男の子たちにウケるのは、いつの時代も“うんこ”とのこと。人糞から農業、歴史を学び、この問題で正解した子どもは「うんこ漢字ドリル」を先生よりプレゼントしていただきました。また、杉田玄白はこんな人だったとカツラを被って説明してくれます。カツラも小学生には気になるアイテム。休憩時間に子どもたちは早速カツラを被って遊んでいました。

日本の子どもたちはおやつに困ることなく、チョコレートも簡単に口に入れることができます。しかし原料カカオ豆を生産しているガーナの子どもたちは、チョコレートを口にする機会は稀です。そんな話もクイズをしながら教わります。
社会科は暮らしに密着した幅広いテーマです。地理や歴史を学ぶことは暗記ではありません。知ることは考える力につながります。戦争と憲法、18歳で迎える選挙、貧困問題など多岐にわたるテーマで問題を用意していただきました。
参加した小学生10人、中高校生11人、大人15人は、暑い夏の盛りの勤労会館の一室で社会科に熱くなりました。勉強が楽しい!そんな気持ちになる特別授業でした。